今回は「生徒と教員の交流を深める」ことを目的とし、特別な活動プログラムは用意しませんでしたが、日本語で会話し、和気藹々とした雰囲気でセンテンドレの散策を楽しみました。
高台の上のカトリック教会 (通称Vártemplom) や、歴史あるセルビア正教の大聖堂 (Belgrád-székesegyház) へ足を踏み入れると、それまでは賑やかにお話をしていた生徒たちも荘厳な空気に暫し言葉を失い、装飾や窓から射す光にじっくりと見入っている姿が印象的でした。硝子のシャンデリアを通して虹色に輝く反射光に掌をかざして思わず見とれるなど、授業中に見せる表情とは違う可愛らしい一面を見ることができました。
お昼時には眺めの良いドナウ川岸へ移動し、昼食後は水の石切りで遊んだり波音や鴨の鳴き声に耳を傾けて、長閑なひと時を過ごしました。
今の時期は現地校の受験やテスト期間中で、勉強に追われているという生徒も多かったので、つかの間の息抜きになったのではと思います。あっという間に時間が流れ、充実した遠足となりました。
(引率教員寄稿)