2019年12月12日木曜日

バザーのご報告(2019.11.16)

今年度も恒例の補習校バザーが開催されました。
例年同様、開場前から長い列を作って待ってくださるお客さんがたくさんいて大盛況に終わりました。
補習校関係者のみならず、地域の方々にもたくさん来場して下さり、地域交流の場となっていることも嬉しい限りです。私は毎年普段あまり会うことの無い知人を呼んで会場で会えることを楽しみにしていますので、とても良い機会となっています。

またバザー開催には保護者・生徒のみならず、卒業生や在住日本人の方々にもボランティアとしてお手伝いいただいています。お手伝いいただきながら各方面で活躍されている方々と交流できて有意義な場でもあります。

今年は衣類・雑貨・書籍・クラフト・食品の販売に加え、昨年から新規導入のフェスタブースと抹茶カフェ、そして在校生による子どもブースで構成されました。

毎年試行錯誤しながら改変を加えていっていますが、今年は大きな変更の無い分スムーズに作業が進んだと思います。
収益金は補習校の子どもたちのために使わせていただきます。
(保護者寄稿)

2019年11月28日木曜日

2018年所得税1%寄付のお礼 / 1%-os felajánlás

2018年個人所得税納付額の1%の寄付先に補習校をご選定頂きました皆さまへご報告致します。
総額578,102フォリントの寄付となりました。
ご協力ありがとうございました。
補習校児童生徒のために大切に使わせて頂きます。

Tisztelt Támogatóink, Barátaink!

A Zölddomb Alapítvány köszöni mindenkinek a 2018. évi adóbevalláshoz kapcsolódó 1 %-os adófelajánlásait. Alapítványunk szép eredményt elérve, 578,102 forint összeget kapott.

Köszönettel és remélve, hogy a jövőben is megtisztelnek bizalmukkal.

Zölddomb Alapítvány

2019年10月23日水曜日

教員研修会のご報告(2019.09.28)

今年度の日本人学校との研修会は9月28日の3、4時間目に行われました。
日本人学校教諭の皆様の助けを借りながら、時間をかけて準備し、当日授業に取り組みました。
今回は、以前から講師勉強会でも話題に上がっていた「音読の仕方」「授業での漢字の学習の仕方」を中心にご指導をいただきました。
音読の仕方にはさまざまな方法があり、児童の実態によっても音読方法が変わってくること、何度も何度もいろいろな音読方法で読みこんで、理解を深めることの大切さを教えていただきました。
また、漢字学習についても、機械的に覚えるのではなく、熟語とセットで覚えたり、漢字の持つ意味をしっかり理解することも重要なポイントの一つだと教わりました。

日頃から抱えている悩みの相談や、効果的な指導方法、学習方法、また、児童生徒への配慮の仕方など、さまざまな面からたくさんの事を学ぶことができ、とても有意義な研究会となりました。
これからの授業準備への取り組み方、そして児童生徒との関わり方について自分自身を見つめなおすきっかけとなったのではと思います。
(勉強会担当教員寄稿)

2019年9月27日金曜日

寄付のご報告(二重国籍の会)

二重国籍の会の皆様から補習校へ寄付を頂きました。
児童生徒のために大切に使わせていただきます。
二重国籍の会の皆様、ありがとうございました。
(運営委員寄稿)

2019年9月26日木曜日

二学期始業式(2019.09.07)

長い夏休みが終わり、補習校も二学期のスタートです。
編入生も迎え、笑顔あふれる始業式でした。
(運営委員寄稿)


日本人学校ふれあい大運動会(2019.09.01)

今年もブダペスト日本人学校のふれあい大運動会にご招待いただき、補習校からは児童生徒11名に保護者・幼児を合わせ計32名が参加しました。
参加者は家族単位で紅白に分かれ、それぞれの色のリボンを手首につけました。

今年は運動会が体育館で行われ、全プログラムを通して子供たち保護者の皆様の歓声が館内に響き渡り、エネルギーと熱気あふれる1日となりました。
そして、大会中補習校の子どもたちもたくさんの競技に参加させていただきました。

開会式・閉会式ではしっかり一列に並び、みんなに合わせて礼をし、壇上に注目することができました。
補習校の子どもたちが日本人学校の皆さんの演技に素直に感動し、拍手を送る姿も見られました。

例年のように、パン食い競争ではパンに必死に食らいつく姿、綱引きや玉入れでは同じ組を精一杯応援する姿など、運動会ならではの姿をたくさん見ることができましたが、もっとも目を引いた競技は「令和タイフーン2019」という競技でした。
これは一つの長い棒を3人で持って走り、ターンをしてスタート地点に戻り、バトンである長い棒を次の走者に渡してリレーをするというもので、子供たちの必死ながらも楽しそうな表情が非常に印象的でした。

この日一日中晴天に恵まれ気温も上昇したため、体育館の中の熱気も上がった中、補習校の子供たちはプログラム最後まで全力を出し切り、日本人学校の子供たちに負けない頑張りを見せてくれました。

今年もこの運動会を通して日本の文化に触れ、様々なことを感じ、学ぶことができました。
このような貴重な機会を与えてくださった日本人学校の皆様に感謝いたします。
(運動会引率教員寄稿)




2019年6月28日金曜日

授業参観(2019.06.08)

2019年度初めての授業参観が行われました。

補習校では原則、授業参観が各学年につき年2回設けられています。
また、参観日に都合がつかなくても参観は随時可能です。

授業参観は補習校の保護者にとって欠かせない機会です。
補習校では日本の子どもたちが学んでいる国語の教科書を、週に一日で4時間、年間35日の授業のみで消化し、身につけていかなければなりません。
学校に行くだけ、では十分な習得はとても難しい現状です。

そこで毎週出される宿題を含めた家庭での学習・サポートが不可欠となっています。
授業参観の機会を通して、授業はどのように行われているのか、どのようなことを家で補っていくべきか、保護者がしっかりと把握していく必要があります。

授業時間が少ない分、保護者と教員との連携も重視され、担任の先生からは毎週土曜日の授業終了後に学習した内容・宿題等について詳しいメールが届きます。

そうはいっても、やはり授業の様子を直接見学させてもらうことは何事にも代えがたく、クラスの雰囲気に至るまで詳しい様子を知ることができるのは保護者として有難いです。

実際に授業を参観して、先生が宿題の内容をかなり強調して説明しながら、子どもたちのそれぞれのノートに宿題リストを書かせていたのが分かりました。

それにも関わらず、息子はその内容をあまり覚えておらず、やっていかなくちゃという危機感もないのは何故だろう?と課題が残りました。
また、息子は毎回重いのに国語辞典を持って行っているけどどうしているのかな?
と思ってましたが、授業中にみんなが分からなかった言葉を先生が辞書で調べてみて、と問いかけ、一生懸命調べていました。
隣にいたクラスメイトものぞき込んでこっちじゃない、あっちじゃない、とやりとりしていたのはほほえましく、なるほどこうやって活用していたのかと知ることができました。

参観を重ねるごとに少しずつ子どもの成長を感じることができているので、次回が楽しみです。
(保護者寄稿)

避難訓練のご報告(2019.06.01)

在ハンガリー日本大使館のご指導のもと、令和最初の避難訓練が行われました。
今年は不審者侵入を想定した訓練となりました。

4時間目前の休み時間に児童生徒が集合し、係りより流れを説明、その後各教室に戻って待機、避難の合図で低学年と高学年に別れて避難教室に移動しました。
避難教室では、カーテンを閉め、電気を消し、ドアの所へ机と椅子で内側からバリケードを作りました。

数分間の沈黙後に避難解除となり、再び全員集合し、レクチャーを受けました。
なぜ静かに避難する必要があるのか、もし怪しい車に乗った見知らぬ人に声をかけられたらどう対応すべきか等、子どもたちに問い正して下さり、参加者全員が興味深く聞き入っていました。

今回の訓練では、「不審者」「悪いことをする人」と言ってもピンと来なかったり、なぜ避難しなければいけないのか意味がわかっていない子どもたちもいたようです。
また、避難の合図が聞こえず逃げ遅れてしまう学年もありました。
これらに関しては今後の改善策を練る必要があります。

1年に1度の貴重な体験でもあるので、今後もっと意味のあるものにするために保護者一同も考えいていきたいと思います。
(避難訓練担当保護者寄稿)

教員研究授業 & 事後検討会ご報告(2019.06.01)

小学部5年生において、単元名『見立てる』の研究授業が行われました。

この研究授業の準備として、事前に各教員が指導案を考え、担当学年の教員を中心に今年度の研究テーマである「モチベーションのアップする授業」をするために議論を重ねました。

そして迎えた当日の授業は、児童たちから様々な面白い発言が飛び出しとても活気ある、楽しい授業となりました。
研究授業には、ブダペスト日本人学校の同学年担任の先生にもご参観頂き、その後の事後検討会では多くの貴重なアドバイスをくださいました。
授業中にあるシチュエーションでの対応の仕方、説明文での要旨のまとめ方など、児童を目標へ導くための具体的な方法を中心にいろいろな意見交換もできました。

今後も教員勉強会を通して、より良い授業をするための工夫を議論し、共有していきたいと思います。
(勉強会担当教員寄稿)

2019年6月2日日曜日

全校遠足(2019.05.18)

遠足は毎年補習校内での親睦を目的に実施されています。
今年度は、518日青空の美しい五月晴れの中で行われました。

前週、前々週には、高学年や中学生を中心とした班長会議や全員参加の事前学習があり、見通しをもって遠足当日を迎えることができました。

バスで森の中の施設に到着後、午前中は見晴らし台まで散策したり、お互いを知り合うゲームをしたり、班ごとのチームワークを競い合うなどして、親睦を深めることができました。

お昼は、思い思いの場所でお弁当を広げたり、班の旗を協力して作るなど縦割り班での活動を楽しみました。
毎年、上級生が下級生をやさしくお世話している姿を見ることができます。今年面倒を見てあげていたお兄さんお姉さんも数年前は、小さくてお世話される側だったのに…子どもたちの成長と次々に世代が交代していることを実感します。

午後は、森中に落ちている松ぼっくりを拾って、バケツや傘に入れ点数を競う班競技。お互いを応援しながら、集中して狙いを定めていました。優勝班や優勝者は、女王の称号をもらうことができました。

全ての活動を終えた後、各班の班旗を掲げながら、丘を降りて行った子どもたち。今日一日で仲良し、顔見知りが増えたことと思います。
(遠足担当教員寄稿)

2019年5月11日土曜日

平成31年度入学式・始業式(2019.04.06)

ハンガリーではもうすぐイースター休暇を控えた4月のはじめ、補習校では平成31年度の入学式・始業式が行なわれ新学期が始まりました。
今年度は小学部から進級の3名の中学部新一年生を迎えました。残念ながら小学部一年生は欠学年となってしまったのですが、みな慣れて落ち着いた雰囲気の中、つつがなく式が執り行われました。

今年度もがんばっていこうと気持ちを新たにした1日でした。
新入生のみなさん、おめでとうございます。
(在校生保護者寄稿)

2019年3月27日水曜日

平成30年度卒業式・修了式(2019.03.23)

春めいた暖かい日和のもと、2018年度の卒業式・修了式が執り行われました。
今年度は、小学部3名・中学部3名の卒業生を送り出すこととなりました。

卒業生の答辞はみな立派な内容で、在校生・先生・保護者へむけて堂々と披露していました。
ほとんどの卒業生にとって共通していたことは、「現地校との両立の難しさ」「サポートしてくれた親への感謝」「苦楽をともにした同級生の存在のありがたさ」でした。
つらかった思い出を聞いていると胸がつまる思いですが、そこには保護者とともに歩んできた並々ならぬ努力があったことが察せられました。
また、楽しい思い出ややり遂げた話を聞いていると彼らの達成感を感じ取ることができました。

卒業生のみなさん、おめでとうございます。

卒業式に引き続いて修了式が行われ、各学年に通知票が手渡されました。
その後皆勤賞が発表され、今年度は小学二年生1名が昨年度に引き続き2年連続で受賞でした。
(在校生保護者寄稿)

2019年2月25日月曜日

学習発表会(2019.2.23)

2月23日(土)に今年度の学習の成果を披露する学習発表会が行われました。

小学部低学年はひたむきにそして元気にそれぞれのセリフを一生懸命伝えていました。とても微笑ましく、一年間の成長をみてとることのできた発表でした。
高学年・中学部では昔話の劇や狂言・落語といった古典芸能、さらには方言といった分野にまで踏み入った発表でした。工夫をこらした演出の劇に感心し、古典芸能と方言については「こちらも勉強になりました」というばかりの充実した内容でした。

我が家の低学年の息子は家に帰ってから大きなおにいさんやおねえさんが発表した劇や古典芸能のこと、方言のクイズのことを楽しそうに話してきました。
それぞれが自分の練習を重ねた発表はもちろんのこと、他の学年の発表からも学ぶことのできた意義は大きいと思います。
(保護者寄稿)

2019年1月30日水曜日

かるた大会(2019.1.26)

1月26日(土)補習校において恒例のかるた大会 が開催されました。

1、2年生のいろはカルタと、3~6年生の俳聖かるたの会場では、
学年ごとに各グループ内でまず予選が行われ、その後、勝ち抜いた児童生徒たちによる決勝戦が繰り広げられました。

予選から決勝戦まで、対戦回数を増すごとに、生徒たちの絵札を取る早さもスピードアップしていき、最初から最後まで白熱した戦いとなり非常に盛り上がりました。

中学部の百人一首かるたの会場では、対戦者数は少ないものの、ルールなど難易度の高い大会のため、静かながらも白熱した戦いが繰り広げられました。



表彰式では、各学年の優勝者が発表され、生徒たちと保護者から温かい拍手が送られました。
終始笑顔が耐えない和やかな雰囲気の大会となりました。
(かるた大会担当保護者寄稿)

2019年1月18日金曜日

明日をつくるわたしたち・小5(2019.01.04)

小学五年生の9月に『明日をつくるわたしたち』という単元があります。
この単元の学習目標の一つが「自分たちの身の回りにある問題について調べ、解決のための提案書を書くことができる」です。
目標達成のための活動として、児童は「身の回りにある問題」について考えなければなりません。
日本の小学生の場合、公立学校であれば、学区が定められていますから、児童は同地域に住み、保護者等を通じて地域との関りもあります。しかし、補習校の児童の場合、平日に通う学校も異なりますし、住んでいる町もそれぞれに異なり、児童間で共通の「地域」及び「地域との関り」がありません。このような条件下でこの単元の学習目標をどのように達成するか、担任には頭の痛い二学期の始まりでした。

現五年生は男子四名、女子三名で構成されており、どの児童も明朗闊達です。
担任としては彼らがどのようにして共通の問題を探り出すか、彼らの知恵と行動に任せてみようと考え、922日の授業でこの単元を取り上げました。
最初の授業では想像した通り、共通の生活基盤がありませんから、個人的な生活の問題は出ても、共通する「身の回りの問題」は出て来ませんでした。長休みを挟み、教科書にある「中川さん達の提案書」から問題点と解決方法を読み取りました。
そして、四時間目に「私たちの『共通の身の回り』と言えば、この学校だね」と投げかけたところ、いくつかの問題点が出て、その中から五年生として一つの問題点に絞ることにしました。それが「最初の五分休みを十分にして欲しい」でした。

この統一提案にたどり着くまでにもクラス内では
①提案内容とその理由
②現状と問題点
③解決方法
を考え、色々な意見交換がありました。

929日の授業では「提案書」が完成しました。
これで「この単元の勉強は終わり!」にしてしまっては、何のための話し合いだったのか分かりません。また、児童の中から「どうせ子どもの意見なんて大人が真剣に聞いてはくれない」との声も聞こえました。
そこで、たとえ子どもであっても、より良い学校生活を思い、説得力があり、理路整然としている提案なのだから、出来るところまでやってみようと勇気づけ、五年の「提案書」を補習校運営委員会に送りました。同時に講師会でもこの「提案書」について取り上げて頂けました。
その時から五年生は大人の組織の動きを注視する一か月を過ごしました。

提案書作成から約一か月、1027日の長休みに小学三年から中三までの児童生徒が五年の教室に集まって話し合うことになりました。
各学年でもそれまでに時間のやり繰りをして討議してもらえ、五年生は初めて大きい話し合いを司会することになり、話し合いに参加する姿勢、議事進行のあり方、記録の取り方も勉強するいい機会となりました。

その話し合いから更に一か月経った128日、遂に五年生の提案が実行に移され、最初の五分休みが十分休みとなりました。
補習校全体のスケジュール上ではたった五分の変更でしかありませんが、五年生にとっては色々なことを学んだ三カ月になりました。

五年次の一単元の学習項目が補習校に関わる全ての人を巻き込んだ活動に発展してしまいましたが、皆さんに取り組んでいただけたことを、補習校の児童生徒の皆さん、運営委員会の皆さん、保護者の方々、講師の先生方にもこの場を借りて深く感謝申し上げます。
(小5学年担任講師寄稿)