2017年5月31日水曜日

避難訓練のご報告(2017.05.27)

昨今の残念な世界状況を考え、在洪日本大使館のご協力を受け、補習校では開校以来初めてとなる避難訓練を行いました。
『不審者が校舎内に入ってきた』という想定で、緊急事態を知らせる笛の音で開始しました。

児童生徒たちは、講師・保護者からの事前指導の通り、静かに速やかに避難教室へ移り、ロックダウンの5分間、じっと静かに避難・待機が出来ました。

しかし感想によると、5分の間、静かに気配を消すようにすることはすごく長かったようです。

避難訓練後には、安全対策の一環として今回ご協力頂いた大使館職員の方によるレクチャーが行われました。

避難訓練は何故行った方が良いのかを教えて頂き、また日本での不審者による様々な事件の事例の話も、気持ちを引き締めるための良いきっかけになったようです。
(運営委員寄稿)

講師研究授業 & 事後検討会ご報告(2017.05.27)

小学部3年生「言葉で遊ぼう」という説明文の単元で、研究授業を行いました。

本時の目標「まとまりをとらえ、内容を読み取ろう」にせまるため、児童の実態に沿ったワークシートの活用や課題の解決の仕方をクラス全員、ペア、そして一人で取り組むといった工夫をしました。


事後検討会では、日本人学校から参観いただいた先生のアドヴァイスを加えながら、講師全員が参観観点に沿って自分の経験を踏まえながら活発に意見を出し合っていました。


本年度から、


1、特別な学習環境の子ども達が集まる補習校における学習の系統性


2、効率的な学習効果をねらうために家庭との連携が必須である補習校での具体的な方策


という大きなテーマも掲げて研究しています。



今回は、どの学年でも扱う説明文の指導において抑えておきたいこと、教材研究する上で家庭学習の役割をしっかり設定することの2点についても確認しました。

研究授業者にとっても参観した講師にとっても、今後の指導に生かしていけるヒントをたくさん得ることができた有意義な研修となったようです。

(運営委員寄稿)

2017年5月29日月曜日

全校遠足(2017.05.21)

幸いお天気にも恵まれた今年度の全校遠足、目的地であるセンテンドレのキャンプ場に向けて貸し切りバスで元気に出発しました。

到着後は、班活動のオリエンテーション。
各学年が力を合わせて、国語に関する問題を解き、キャンプ場内を地図を見ながら歩きました。




全体活動として行われた綱引き大会は、5つのチームが、大接戦を繰り広げ、とても盛り上がりました。 

お母さんやお父さんが作ってくれたお弁当を、みんなで美味しく頂いた後、午後の班活動であるペットボトルを使った飛行機作りに挑戦しました。
上級生が下級生をサポートし、それぞれの飛行機を作っていました。
その後、野外に出て班ごとによく飛ぶ飛行機を選び、班対抗で対決をしました。

その時の風の状態や、飛ばし方などによって、飛び方が違うことに気がついた子どもたちは、各自で考えたり班の仲間と相談をして、長く飛ぶように工夫をしていました。

終わりの会では先生方より、「みんな仲良し楽しい遠足大賞」など、各班が頑張っていた様子を讃えたユニークな賞状が渡されました。

会の最後には、一日班のお世話をしてくれた各班のリーダーたち、また、遠足担当講師にも、頑張りを讃えた賞状が送られました。

生徒間の親睦、生徒と講師間の親睦をはかり、日本語での集団活動のなかで協調性や自主性を育てる、というねらいを意識しながら望んだ今回の遠足ですが、屋外活動や、お弁当の時間などを通して、どの班もねらいどおりに交流を深めることが出来ていました。

今年は特に、リーダーやサブリーダーを務めた子どもたちが、低学年のお世話を自発的にしていたり、班をうまくまとめていて、とても頼もしく成長した高学年の様子も感じられた遠足となりました。
(講師寄稿)