2019年6月28日金曜日

授業参観(2019.06.08)

2019年度初めての授業参観が行われました。

補習校では原則、授業参観が各学年につき年2回設けられています。
また、参観日に都合がつかなくても参観は随時可能です。

授業参観は補習校の保護者にとって欠かせない機会です。
補習校では日本の子どもたちが学んでいる国語の教科書を、週に一日で4時間、年間35日の授業のみで消化し、身につけていかなければなりません。
学校に行くだけ、では十分な習得はとても難しい現状です。

そこで毎週出される宿題を含めた家庭での学習・サポートが不可欠となっています。
授業参観の機会を通して、授業はどのように行われているのか、どのようなことを家で補っていくべきか、保護者がしっかりと把握していく必要があります。

授業時間が少ない分、保護者と教員との連携も重視され、担任の先生からは毎週土曜日の授業終了後に学習した内容・宿題等について詳しいメールが届きます。

そうはいっても、やはり授業の様子を直接見学させてもらうことは何事にも代えがたく、クラスの雰囲気に至るまで詳しい様子を知ることができるのは保護者として有難いです。

実際に授業を参観して、先生が宿題の内容をかなり強調して説明しながら、子どもたちのそれぞれのノートに宿題リストを書かせていたのが分かりました。

それにも関わらず、息子はその内容をあまり覚えておらず、やっていかなくちゃという危機感もないのは何故だろう?と課題が残りました。
また、息子は毎回重いのに国語辞典を持って行っているけどどうしているのかな?
と思ってましたが、授業中にみんなが分からなかった言葉を先生が辞書で調べてみて、と問いかけ、一生懸命調べていました。
隣にいたクラスメイトものぞき込んでこっちじゃない、あっちじゃない、とやりとりしていたのはほほえましく、なるほどこうやって活用していたのかと知ることができました。

参観を重ねるごとに少しずつ子どもの成長を感じることができているので、次回が楽しみです。
(保護者寄稿)

避難訓練のご報告(2019.06.01)

在ハンガリー日本大使館のご指導のもと、令和最初の避難訓練が行われました。
今年は不審者侵入を想定した訓練となりました。

4時間目前の休み時間に児童生徒が集合し、係りより流れを説明、その後各教室に戻って待機、避難の合図で低学年と高学年に別れて避難教室に移動しました。
避難教室では、カーテンを閉め、電気を消し、ドアの所へ机と椅子で内側からバリケードを作りました。

数分間の沈黙後に避難解除となり、再び全員集合し、レクチャーを受けました。
なぜ静かに避難する必要があるのか、もし怪しい車に乗った見知らぬ人に声をかけられたらどう対応すべきか等、子どもたちに問い正して下さり、参加者全員が興味深く聞き入っていました。

今回の訓練では、「不審者」「悪いことをする人」と言ってもピンと来なかったり、なぜ避難しなければいけないのか意味がわかっていない子どもたちもいたようです。
また、避難の合図が聞こえず逃げ遅れてしまう学年もありました。
これらに関しては今後の改善策を練る必要があります。

1年に1度の貴重な体験でもあるので、今後もっと意味のあるものにするために保護者一同も考えいていきたいと思います。
(避難訓練担当保護者寄稿)

教員研究授業 & 事後検討会ご報告(2019.06.01)

小学部5年生において、単元名『見立てる』の研究授業が行われました。

この研究授業の準備として、事前に各教員が指導案を考え、担当学年の教員を中心に今年度の研究テーマである「モチベーションのアップする授業」をするために議論を重ねました。

そして迎えた当日の授業は、児童たちから様々な面白い発言が飛び出しとても活気ある、楽しい授業となりました。
研究授業には、ブダペスト日本人学校の同学年担任の先生にもご参観頂き、その後の事後検討会では多くの貴重なアドバイスをくださいました。
授業中にあるシチュエーションでの対応の仕方、説明文での要旨のまとめ方など、児童を目標へ導くための具体的な方法を中心にいろいろな意見交換もできました。

今後も教員勉強会を通して、より良い授業をするための工夫を議論し、共有していきたいと思います。
(勉強会担当教員寄稿)

2019年6月2日日曜日

全校遠足(2019.05.18)

遠足は毎年補習校内での親睦を目的に実施されています。
今年度は、518日青空の美しい五月晴れの中で行われました。

前週、前々週には、高学年や中学生を中心とした班長会議や全員参加の事前学習があり、見通しをもって遠足当日を迎えることができました。

バスで森の中の施設に到着後、午前中は見晴らし台まで散策したり、お互いを知り合うゲームをしたり、班ごとのチームワークを競い合うなどして、親睦を深めることができました。

お昼は、思い思いの場所でお弁当を広げたり、班の旗を協力して作るなど縦割り班での活動を楽しみました。
毎年、上級生が下級生をやさしくお世話している姿を見ることができます。今年面倒を見てあげていたお兄さんお姉さんも数年前は、小さくてお世話される側だったのに…子どもたちの成長と次々に世代が交代していることを実感します。

午後は、森中に落ちている松ぼっくりを拾って、バケツや傘に入れ点数を競う班競技。お互いを応援しながら、集中して狙いを定めていました。優勝班や優勝者は、女王の称号をもらうことができました。

全ての活動を終えた後、各班の班旗を掲げながら、丘を降りて行った子どもたち。今日一日で仲良し、顔見知りが増えたことと思います。
(遠足担当教員寄稿)