2018年6月28日木曜日

講師研究授業 & 事後検討会ご報告(2018.06.23)

6月23日、小学部4年生の『いろいろな意味をもつ言葉』の単元で、講師研究授業、及び左記に伴う事後検討会が行われました。

今年度の主要研究テーマである『モチベーションがアップする授業』をするため、事前に各講師が指導案を持ち寄り、研究授業担当の講師を中心に指導案を作成しました。

授業日当日は、日本人学校の先生にもご参観いただき、貴重なアドバイスをいただきました。
多くの見学者に緊張してしまった児童も見られましたが、活発に発言が飛び交う楽しい授業になりました。













放課後の事後検討会では、モチベーションアップのための、講師の口調や間の取り方、授業の狙いに対するアプローチの仕方、児童の学習活動に対する工夫など様々な意見交換がなされました。

各講師が二学期以降の授業に反映したい具体的な方法がたくさん出されました。

今後も年間6回に渡る講師勉強会を通してより良い授業、児童生徒のやる気を引き出す授業を模索していきたいと思います。
(勉強会担当講師寄稿)

避難訓練のご報告(2018.06.23)

平成30年6月23日、補習校では火事を想定した避難訓練が行われました。

今回は『校舎入り口付近で火災が発生』という設定です。

避難訓練が初めてという小学1年生の児童が多かったことから、訓練を始める前に


・どのように緊急事態が知らされるか
・どのように避難するか
・どの経路で避難するか

を説明・体験してから本番の避難訓練となりました。

『おかしも』おさない・かけない・しゃべらない・もどらない!を守りながら、スムーズに全員避難できました。
口・鼻を押さえながら、各教室から廊下、階段を低姿勢になりながら、校舎の外へ早歩きで出て、学年ごとの点呼が終わるまでに2分45秒。
リハーサルが出来ていたとはいえ、とても速やかに避難できたと思います。

昨年同様に、在ハンガリー日本大使館の協力を受け、総評をいただきました。

先日の大阪北部地震の天災だけではなく、日本やハンガリーで実際に起こった事例を子どもたちは真剣に聞いていました。

ハンガリーで発生している火災の三大原因は

・火の間違った使い方(火遊び等)
・電気配線のショート
・たばこ

だそうです。


2年生の児童が大きな声で発言してくれました。
「人間が 一番大切」

自分の命を守るために避難訓練を行うんだということに気付ける良い機会でした。
(運営委員寄稿)

2018年5月30日水曜日

全校遠足(2018.05.12)

生徒間の親睦や生徒と講師間の親睦をはかり、日本語での集団活動を通し協調性や自主性を育てる、という目的のもと、晴天のなか今年もセンテンドレのキャンプ場に出発しました。

このキャンプ場は昨年度も利用させていただき、キャンプ場のご主人は空手の世界選手権に出場するほどの方だったそうです。空手をやっている子どもたちとハイタッチをしていました。

活動①『全体レクリエーション』
じゃんけん列車
最後の一本になるまでを2回戦、先頭の生徒が考えた面白い動きを真似して盛り上がりました。
手つなぎ鬼
4人になったら2人ずつに分かれる、を繰り返して、どんどん増える鬼たちと必死に逃げる子どもたちが白熱した戦いを繰り広げていました。
順番に並ぼう
生まれた順や名前の五十音順などで、各班いかに早く並べるか、を競争しました。

活動②『班ごとの自由活動』
遠足初の試みとして自由活動を通して各班ごとの親睦を深めました。
班長さんが持ってきてくれたボールやラケットを使ったり、懐かしのハンカチ落としやだるまさんなどを楽しむ班もありました。

活動③『飛行機作り』 
お弁当のあとは午後の班活動である紙飛行機作りに挑戦しました。
上級生が下級生をサポートし、各自「よく飛ぶ」紙飛行機を試行錯誤して作り上げました。
何機も追って実験する生徒や、オンリーワンに可愛くお絵かきする生徒がいたりと、個性が出ていて面白かったです。飛ばし方も工夫して、班代表の競争もしました。

終わりの会では、各班が頑張っていた様子を讃えたユニークな賞状が渡されました。
一日班のお世話をしてくれた各班のリーダーたちには、頑張りを讃えた賞状が送られました。
リーダーやサブリーダーを務めた生徒たちは、低学年のお世話を自発的にしたり、班を上手にまとめていて、とても頼もしかったです。

普段は関わることの少ない違う学年の友だちも出来、講師も担任学年以外の児童生徒たちとたくさん触れ合うことが出来ました。
児童生徒、講師共に、笑顔溢れる楽しい遠足になりました。
(遠足担当講師寄稿)

2018年4月16日月曜日

平成30年度入学式・始業式(2018.04.07)

2018年度の初日、4月7日に入学式・始業式が新校舎(Móricz Zsigmond ギムナジウム)で行なわれました。

新入生のみならず在校生とその保護者も初めて入る新校舎で、不安と期待が入り混じった気持ちで門をくぐりましたが、講師の先生方と運営委員の保護者の方々が上手に誘導してくださって無事会場に到着しました。

真っ先に目をひいたのは、かわいらしい新小学一年生でした。

今年度は9名の新入生を迎えました。そして小学部から引き続き中学部に進んだ新中学一年生2名も今日の主役です。
上級生に手を引かれて入場してきたあどけない面もちの小学一年生と、頼もしい足取りでしっかりと入場してきた中学一年生の対比が印象的でした。

編入生も迎えて今年度は昨年度よりもさらに増えて総勢52名でのスタートとなりました。一緒に勉強をしていく仲間がますます増えて嬉しい限りです。
今年度も新校舎で日本語学習をみんなでがんばっていく気持ちがまた新たになった一日でした。新入生、保護者のみなさま、ご入学おめでとうございます。

(保護者寄稿)

2018年4月4日水曜日

平成29年度卒業式・修了式(2018.03.24)

3月24日の3~4時間目は卒業式、終業式が挙行されました。

2017年度の卒業生は、中学部3年生2名、小学部6年生の3名でした。
卒業生がそれぞれの思いを綴った答辞はいつ聞いても感動的で、一保護者として胸が熱くなります。
小学部の卒業生からは2名しか中学部に上がりませんが、 中学部に行っても、更に前向きに日本語学習に取り組んでもらえたらと思います。

中学卒業生はこれで補習校での勉強は終了となりますね。 本当にお疲れさまでした。

卒業式の後は、終業式が行われ、在校生に通知表が渡されました。
今年度の皆勤賞は小4学年1名と小1学年1名でした。

13年間、学び舎となった Törökvész小学校での授業もこの日で最後となってしまいました。
このような背景もあって、今年度の式はとても感慨深いものになりました。
(補習校在校生保護者寄稿)



2018年3月22日木曜日

よさこいとのふれあい(2018.03.03)

よさこいを世界各地で披露されている方々が、3月3日、補習校に足を運んでくださり、よさこいワークショップを開いてくださいました。

よさこいは、元々は高知県の民謡のよさこい節、よさこい祭りから始まり、今では全国各地でよさこい祭りが開催されていること等も含め、よさこいの映像などを見せていただきながら、分かりやすく説明いただいた後に、3人のパフォーマーの方々が子どもたちの前で踊ってくれました。

最初は きょとんとしていた子どもたちでしたが、鳴子を渡されたとたん、雰囲気が変わってきたようです。
音楽に合わせて、少しづつ振りを覚えていき、15分ほど練習した後、みんなで楽しくよさこいを踊ることができました。

日本だと文化祭や運動会などの出し物で、皆で一緒に体を動かしたり、踊る機会もあると思うのですが、ハンガリーの学校ではあまりそういう機会が少なく、今回、よさこいを通して講師や保護者、児童生徒が一緒に踊っている姿はとても新鮮で微笑ましかったです。

最後の質問コーナーでは「こんなに楽しいと思わなかった!」等の意見も子どもたちから出ていてました。
貴重の機会を作っていただき感謝しています。
(保護者寄稿)

2018年2月28日水曜日

人形浄瑠璃とのふれあい(2018.02.03)

2月3日の4時間目、講師が研究討議会を行っている間、子どもたちは人形浄瑠璃を楽しみました。
紹介してくださった保護者は日本で人形浄瑠璃と出会ったハンガリー人のお母さんです。
人形はどのように動かされているのかなど、使われている人形を実際に操りながらとてもわかりやすく流暢な日本語で子どもたちにわかりやすく説明してくれました。
黒子として登場した二人のお母さんも数週間前から練習をして当日に臨まれました。

ハンガリーでも人形劇はマペットや操り人形など子どもたちに親しみのある文化の一つですが、人形浄瑠璃という日本伝統文化に触れる機会は子どもたちだけでなく保護者もなかなかなかったと思うので、とても貴重な時間でした。

最後には人形に触れたり、実際動かすこともでき、素晴らしい体験が出来た有意義な時間となりました。
(保護者寄稿)