花のつぼみがふくらみ、鳥のさえずりが春の訪れを告げる中、今年も修了式と卒業式が執り行われました。会場には穏やかな空気が流れ、児童・生徒たちの表情には一年をやり遂げた誇らしさが感じられました。
修了式では、一人ひとりの名前が呼ばれ、代表者へ修了証書が授与されました。静かに見守る保護者の姿からも、子どもたちの成長への喜びが伝わってきました。
続く卒業式では、中学部2名が卒業を迎えました。
送辞では、中学2年生が、思い出に残る行事や日々の学びを振り返りながら、卒業生への感謝と励ましの言葉を贈りました。
卒業生からの答辞には、それぞれの思いが込められていました。楽しかったこと、苦しかったこと、仲間との絆、そして何より、先生方や家族への深い感謝の気持ちが丁寧に語られ、聞く人の胸を打ちました。
式の終盤、先生方や保護者の目に浮かんだ涙が、これまでの歩みの尊さを物語っていたように思います。
平日に学校に通い、さらに週末に日本語を学ぶという選択は、決して簡単ではなかったはずです。それでも続けてきたその努力と意思が、卒業生一人ひとりの言葉や姿に表れていました。
これからの未来に向かって、胸を張って歩んでいってほしいと思います。
卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます!
(在校生保護者寄稿)