2022年12月21日水曜日

学習発表会(2022.12.03)

2022年度の学習発表会は3年振りにお客様の前で対面開催となりました。
親子共々とても楽しみにしていたイベントです。

一年生は「おかゆのお鍋」を朗読しました。最初は少し恥ずかしそうでしたが、大きな声でとても上手に読めていて練習の成果が発揮できていました。

二年生は「せかい一の話」を音読劇をしました。衣装を着たり動きもついたとても完成された演目でした。音読がみなさんとてもスラスラできていて堂々と演技をしていました。

三年生は「おすすめの本を紹介します」夏休みに読んだお気に入りの本をそれぞれが発表してくれました。一人一人が個性の光る感想と絵を披露してくれました。

五年生は「名探偵5年生」という映画を撮影し披露してくれました。本格的な映画に仕上がっていて見どころ満載子供達の演技も上手でした。みんなで犯人を当てる演出もあり暖かい素敵な映画でした。

六年生は「日本文化を発信しよう」日本の食べ物、楽器、折り紙、夏祭り個々に興味のある様々なテーマの発表を発表しました。内容もしっかりとしていて細かいところまできちんと発表してくれました。

中学3年生は「温かいスープ」という劇をしました。第二次世界大戦後フランスに住んでいた日本人のお話し。とても難しい内容でしたが劇にする事で子どもたちにもわかりやすく、興味深く見ていました。

最後は全校生徒で「手のひらを太陽に」をとても元気で明るく合唱し観客のみなさんへも元気をお裾分けができていたと思います。

来賓として、在ハンガリー日本大使館、在ハンガリー日本人学校教諭の皆さまにもお越しいただき、子どもたちも緊張した様子ではありましたがしっかりと楽しく発表ができました。
(在校生保護者寄稿)

2022年12月2日金曜日

バザーのご報告(2022.10.09)

補習校バザーが三年ぶりに開催されました。
安全面を考慮し例年より規模を縮小した開催にも関わらず、たくさんのかたがご来場くださいました。
コロナ禍での制限により希薄になっていた保護者間のコミュニケーションも、バザーに向けての話し合いや準備を通し少しずつ取り戻していけたと感じます。
今回も卒業生や在住日本人のかたがお手伝いに来てくださり、楽しく催しができました。
収益金は子どもたちが使用する副教材(漢字ドリルと国語ワーク)の購入に充てさせていただきます。
ご協力くださいました皆様に心よりお礼を申し上げます。
(保護者寄稿)

2022年10月25日火曜日

教員研修会のご報告(2022.10.08)

10月8日、ブダペスト日本人学校の先生方にご協力いただき、補習校教員の研修会を行いました。5月の研修会ではひとつのクラスだけが対象でしたが、今回は全クラスで研究授業が行われました。日本人学校からは校長先生含め、11名の先生方にご来校いただき、補習校教員の作成した指導案に事前に目を通していただいた上で、各学年第3・4時限の授業を見ていただきました。その後全体で顔合わせ・検討会を行い、ご指導いただきました。

検討会では当日の授業にかんする事柄だけではなく、授業の組み立て方、生徒との接し方等、有益なアドバイスをいただくことができました。また授業に際して日頃から悩んでいることや、課題として感じていることを現役教員の方に相談させていただく大変貴重な機会ともなりました。
研修会担当の個人的感想となりますが、児童生徒間の授業への意欲の差をどう解消するかという点にかんして、とても実践的なアドバイスをいただくことができ、現役の先生方の専門知の蓄積を実感いたしました。補習校と日本人学校では授業時間数や生徒の育成環境等、さまざまな条件が異なりますが、その点を深くご理解いただいたうえでご指導いただけたことは、補習校教員にとってとてもありがたく、また励みになりました。

貴重なお時間を割いてくださった日本人学校の先生方にはあらためて感謝いたします。今回の学びが教育の質の向上につながるよう、今後とも教員一同励んで参りたいと思います。
(勉強会担当教員寄稿)

2022年9月6日火曜日

日本人学校ふれあい大運動会(2022.09.03)

令和4年9月4日日曜日に Folyondár Vasas Sport and Dance 体育館にて『ブダペスト日本人学校 ふれあい大運動会』が行われました。
補習校からは、11家庭から、中学生、小学生、幼児の計18名と保護者が参加しました。
子どもたちの、普段の授業とは少し違った意味での活き活きとした表情や、元気に飛びはね、駆け回る姿を見られてうれしく思いました。
また、保護者陣が参加する競技では、それぞれ子どもたちと協力しながらの心温まる家族間交流が見られ、心が和みました。
そして、一生懸命に自分のチームの仲間を応援する様子や、結果に一喜一憂しながらもお互いをたたえあう場面にすがすがしい感動も覚えました。
最後に、補習校を温かく受け入れ、入念な準備をされた上で、本大会運営においても労苦をいとわず献身的に働いておられた日本人学校の先生方に、このようなすばらしい行事に参加させていただいたことに対し、厚く御礼申し上げます。
(引率教員寄稿)

幼稚園児の頃から日本人学校の運動会に参加していましたが、今年でとうとう最後になりました。小さい頃にもらった手作りのメダルは今でも覚えています。
今年の夏、私は聴講生として日本人学校に通いました。特に思い出に残っているのは白組の旗を中学部の皆さんとデザインしたことです。白組は負けてしまいましたが、勝ち負けだけではなく、それまでの取り組みもとても重要なんだと思いました。
ハンガリーの学校では体験できないこのような行事に呼んでいただき、とても楽しかったです。10年間ありがとうございました。
(補習校中学部三年生寄稿)

2022年6月11日土曜日

中3と卒業生から寄付(浴衣体験の収益金)

 6月4~5日の週末にブダペストにある日本食レストラン『WAFU』さんが主催したJAPAN FESTIVAL 2022で、私たち補習校中学部3年の女子2名と卒業生1名で浴衣体験のブースを出しました。
たくさんのお客さんが来てくれ、土曜日は95人、日曜日は約40人に浴衣の着付けを行いました。
お客さんは皆、日本の文化に興味があり、着付けの間や浴衣姿を写真に撮る時に日本語やアニメの話で盛り上がりました。
中には来年に三か月間日本に行く予定の人や、もう日本に行ったことがあるという人もいました。浴衣を体験した人は主にハンガリー人でしたが、日本人や外国の方もいました。
着付け中に「ところであなたたちは何人なの。」とよく聞かれました。ハーフであることや、どうやって日本語を話せるかについてたくさん質問されました。日本語を習っている、私が通っているハンガリーの学校を卒業したハンガリー人女性とは日本語でも少し会話をすることができました。

土曜日は行列ができ、予約をしなくてはならない時が何回かありました。六人組で一緒に写真を撮りたいという人たちや、どうしても他の人がつけている帯がいいという人もいる中で、時間を守るのは簡単ではなかったですが、休憩も取れました。途中でWAFUさんから焼きそばや唐揚げ弁当などを頂きました。とてもおいしかったです。

休憩や食事などを挟み、準備や片付けも入れて13時半から20時半まで着付けをやっていました。暑さもあって少し疲れた時もありましたが、多くの人に日本の文化を広めることができたら嬉しいと思いました。
色々な人と三か国語でコミュニケーションをすることや応対の練習にもなり、貴重な二日間だったと感じます。お祭りは二日とも盛り上がり、良い雰囲気で終わったと思います。
浴衣の着付け方をていねいに教えてくれた補習校のお母さん、差し入れをくださった方々、本当にありがとうございました。友だちと一緒にいられて自分自身もとても楽しかったです。

私たちは今年が補習校最後の年になります。最後に補習校の後輩たちのためにこのブースでの収益金を寄付することができて良かったと思います。
(補習校中学部三年生寄稿)

2022年6月4日土曜日

教員研究授業 & 事後検討会ご報告(2022.05.28)

みどりの丘補習校では、ブダペスト日本人学校の先生をお招きし、研究授業を行いました。
今年度は中学部3年生の授業を対象とし、担任による授業を教員一同見学しました。

授業で扱った教材は、複数の新聞記事を比較し、それぞれの意図・効果を読み取らせるというものでした。記事の内容は東京オリンピックのボランティアの状況を紹介するものです。メディアリテラシーの涵養を目的とした非常に現代的な単元ですが、担当教諭は教科書に掲載されている新聞記事の他、ニュースやYouTubeの映像も提示することで、教科書からさらに一歩踏み込んだ授業を展開していました。
情報を受け取るだけではなく、自分の意見を整理して発表することも授業の課題の中心としてありました。生徒4名はそれぞれ「もし自分にボランティア参加資格があれば参加したいか/したくないか」をその理由とともに発表しました。また、生徒たちは日本人学校の先生や見学していた他の教員の質問にも応答し、双方向的な非常に活発な授業となりました。

授業後には教員一同検討会を行い、日本人学校からお招きした先生にご講評をいただきました。先生はアメリカやドイツで補習校の教育活動に従事されていた経験をお持ちの方で、そのような方からのご意見・ご感想は非常に貴重なものでした。また、このような研究授業をはじめとした当補習校の取り組みを高く評価してくださったことも、教員一同にとって大きな励みとなりました。教員間での授業にかんする意見交換や、学校教育一般についての議論も行われ、非常に有意義な検討会となりました。

今回の経験を実際の授業に活かせるよう、今後とも教員一同いっそう努力していきたいと思います。ご協力いただきました日本人学校の先生、また担当教諭・生徒のみなさんに、あらためて感謝いたします。
(勉強会担当教員寄稿)

火災を想定した避難訓練(2022.05.28)

昨年一昨年はオンライン授業が続いたため、3年ぶりの避難訓練となりました。
今年は火災避難訓練ということで、補習校の授業中に火災が起きた場合、いかに素早く避難できるかを知っておくということが目的となりました。

この避難訓練は在ハンガリー日本大使館のご指導、ご協力のもと行われました。
訓練を行なうにあたり1か月程前から多くのアドバイスをいただき話し合いを重ね、当日は児童生徒たちに、そして保護者の方々にも貴重なレクチャーをしていただくこともできました。

訓練当日は、まず1つの教室に全員集合してもらい、訓練の流れを説明し、避難中の注意事項も確認しました。
・おさない
・はしらない
・しゃべらない
・もどらない
・ちかづかない

その後各クラスに戻り待機し、火災の合図とともに避難を開始し、火災の合図から全員が避難場所へ移動できたのは3分程でした。
再び教室に移動し、ビデオも交えながら避難中の注意事項を何度も確認し、そして日常生活の中で少しでも小さな変化に気が付けることが大事だと教えていただきました。
児童生徒たちは、訓練に対してとても熱心で多くの質問もし、真剣に取り組む姿が見られたと思います。

避難の際の窓の開け閉め、集団行動など課題は残っていますが、改善策を練り、より充実した訓練が行えるよう今後に行かしていきたいと思います。
(避難訓練担当保護者寄稿)

2022年5月30日月曜日

全校遠足(2022.05.14)

 コロナ禍の影響で実施できなかった小学1年生から中学3年生まで揃っての遠足が、約2年ぶりに行われました。
久しぶりの全校遠足ということで、児童生徒だけでなく教員も多少緊張気味でありながらも、Batthyány térからHÉV に乗ってHajógyári Szigetへ 元気に出発しました。

HÉVは乗車口の段が高くなっていて、大人でも乗り降りに気を付ける必要があり、小さな子どもたちが乗り降りする際には非常に神経を使いますが、高学年、中学生たちが実によく小さい子どもたちを気遣ってくれていました。

Hajógyári Szigetの公園は、とても広く、のびのびと遊ぶことができ、晴天に恵まれたこともあり、ゲーム大会では子どもたちの元気な笑顔や楽しそうな様子が見られました。

グループ活動では、中学3年生を中心としたリーダーが、小さい子どもたちの面倒をとても良く見てくれている様子に感心しきりでした。小さい子どもたちの目には、きっとリーダーの彼女、彼らたちが、とても頼りになる親切なお姉さん、お兄さんと映っていたことと思います。

保護者の皆様の持ち物の準備からお子様への家庭内での働きかけ等、多大なるご協力により、本遠足も無事に終了することができました。心より御礼申し上げます。
(補習校教員寄稿)

2022年4月9日土曜日

令和4年度入学式・始業式(2022.04.09)

令和4年度の新入生は小学部1年生7名、中学部1年生2名です。
在校生や教員、保護者が列席する華やかな式となりました。新入生の皆さんは緊張した面持ちで入場しました。
お祝いの言葉では、新中学3年生と新小学6年生が国語を勉強することの意味、楽しいイベントが沢山あること、お友達と遊ぶ楽しさなど、沢山のアドバイスをくれました。
運営委員長の「みどりの丘補習校の仲間で助け合って行きましょう!」という言葉がとても印象的でした。

続けて挙行された始業式では担任の先生の発表があり、みんなでドキドキしながらその発表を待っていました。思わず「やった!」と声を上げた子もいて、みどりの丘補習校らしい楽しい式典となりました。

改めまして、新入生の皆さま、保護者の皆さま、ご入学おめでとうございます。
(在校生保護者寄稿)

2022年3月19日土曜日

令和3年度卒業式・修了式(2022.03.19)

春を感じる暖かい日に、今年度の補習校卒業式が行われました。
修了証授与では、学年の代表者が一人づつ修了証を受け取り、しっかりみんなが声を出して、お返事していました。
その後、卒業生5名(小学部3名内1名欠席、中学部2名)が入場しました。
在校生代表が送辞を行い、補習校に通い続けた努力をたたえました。一年生代表が花束の贈呈を行い、とても微笑ましい光景でした。

小学部卒業生は、入学式の思い出、カルタ大会、3年生のバザーでスライムを売ったこと、休み時間に外でみんなで遊んだり、遠足に行ったことを語り、感謝の気持ちを伝えてくれました。
中学部卒業生は、親友との思い出、バザーを楽しみにしていたこと、補習校を続けてきた気持ちや苦労、在校生に補習校へ通う意義、クラスメイトへの感謝の気持ちなどをとても綺麗な言葉で伝えてくれました。私も皆さんのスピーチにとても感動いたしました。

卒業生の皆様、保護者の皆様、卒業おめでとうございます。今後のご活躍をお祈りいたします。
(在校生保護者寄稿)

2022年3月12日土曜日

補習校評価(2022.03.12)

 教員、保護者、運営委員会の三者が常に協力し合いながらより良い補習校を造っていくため
に、毎年『補習校評価』を実施しています。
保護者側は、子どもの変化や家庭での様子、学級や運営に対し感じていることや意見を上げ、
教員側は、学級経営についての自己評価を行います。
設問は10に及び、双方照らし合わせることで、各項目において、補習校として三者が同方向に進んでいるか、取り組みの成果確認とその見直しを図る一つの資料となります。
今年度最後の保護者会では、そのまとめの報告を行いました。(運営委員寄稿)

2022年3月7日月曜日

小5「隣国ウクライナ情勢について」(2022.03.05)

終業式も近づく5年生の授業を参観しました。
当日は先生の考案で、「今のウクライナ情勢について」を教科書の授業単元『アンパンマンの勇気』や『想像力のスイッチを入れよう』に紐づけての4時間の特別な授業が行われました。この学年は二学期末の学習発表会でデジタル紙芝居『アンパンマンの勇気』を発表し、その単元に「正義の戦争なんか無い」という一節があります。
授業はプロジェクターを介し、発信元がはっきりしているニュース動画を利用して進められました。
まずはNATOの歴史をわかりやすく説明したものをみんなで閲覧しました。
専門的な言葉が多く日本語音声の聞き取りが難しいような印象を受けましたが、ビデオを止めて先生の補足や、噛み砕いた説明が加わり、児童たちは始終集中して聞き入っている姿が印象的でした。

また、児童が積極的に、質問や個人の見解を投げかけるなど活発な授業展開にとても驚かされたと同時に、児童たちのウクライナ情勢に対する知りたい姿勢がとても強いことに感心しました。ニュースを耳にし、漠然と不安な気持ちを抱いている児童たちが理解を深め、またそこから考え、意見を持ち、先生、友だちの意見にも耳を傾けるとても意味のあるものでした。
特に、ウクライナとロシアの両親を持つ日本在住の女性の動画では、児童自身も日本とハンガリー、または他国のダブルである、という似たような境遇が生み出すリアリティを感じました。

ただこの状況を悲しむ、同情するだけでなく、そこからどう考え、何を学び、自分たちに何ができるのかを考える児童たちは、国語学習に加え、その人間性も成長できる頼もしい存在であると思いました。
(運営委・教員庶務寄稿)

2022年3月3日木曜日

小1・2音読発表会(2022.02.19)

 小学部一年生と二年生で音読発表会を行いました。
一年生は『たぬきの糸車』、二年生は『お手紙』を音読し、互いに感想を伝え合いました。

その後、『はい、いいえクイズ』という連想ゲームを行い、真剣に考えていた姿も微笑ましいものでした。
お題を考えた子どもは、他者からの質問に対し「はい」「いいえ」しか言えないため、質問する子どもたちは質問を工夫しないといけません。質問を繰り返して、お題を当てるクイズです。物の名前を言い当てるには、たくさんの単語と表現力が必要なんですね。

なかなか思うように集まることが出来ないこのコロナ禍、このように異年齢交流を持つことができ、配慮くださった先生がたに感謝です。
(運営委員寄稿)