2019年3月27日水曜日

平成30年度卒業式・修了式(2019.03.23)

春めいた暖かい日和のもと、2018年度の卒業式・修了式が執り行われました。
今年度は、小学部3名・中学部3名の卒業生を送り出すこととなりました。

卒業生の答辞はみな立派な内容で、在校生・先生・保護者へむけて堂々と披露していました。
ほとんどの卒業生にとって共通していたことは、「現地校との両立の難しさ」「サポートしてくれた親への感謝」「苦楽をともにした同級生の存在のありがたさ」でした。
つらかった思い出を聞いていると胸がつまる思いですが、そこには保護者とともに歩んできた並々ならぬ努力があったことが察せられました。
また、楽しい思い出ややり遂げた話を聞いていると彼らの達成感を感じ取ることができました。

卒業生のみなさん、おめでとうございます。

卒業式に引き続いて修了式が行われ、各学年に通知票が手渡されました。
その後皆勤賞が発表され、今年度は小学二年生1名が昨年度に引き続き2年連続で受賞でした。
(在校生保護者寄稿)

2019年2月25日月曜日

学習発表会(2019.2.23)

2月23日(土)に今年度の学習の成果を披露する学習発表会が行われました。

小学部低学年はひたむきにそして元気にそれぞれのセリフを一生懸命伝えていました。とても微笑ましく、一年間の成長をみてとることのできた発表でした。
高学年・中学部では昔話の劇や狂言・落語といった古典芸能、さらには方言といった分野にまで踏み入った発表でした。工夫をこらした演出の劇に感心し、古典芸能と方言については「こちらも勉強になりました」というばかりの充実した内容でした。

我が家の低学年の息子は家に帰ってから大きなおにいさんやおねえさんが発表した劇や古典芸能のこと、方言のクイズのことを楽しそうに話してきました。
それぞれが自分の練習を重ねた発表はもちろんのこと、他の学年の発表からも学ぶことのできた意義は大きいと思います。
(保護者寄稿)

2019年1月30日水曜日

かるた大会(2019.1.26)

1月26日(土)補習校において恒例のかるた大会 が開催されました。

1、2年生のいろはカルタと、3~6年生の俳聖かるたの会場では、
学年ごとに各グループ内でまず予選が行われ、その後、勝ち抜いた児童生徒たちによる決勝戦が繰り広げられました。

予選から決勝戦まで、対戦回数を増すごとに、生徒たちの絵札を取る早さもスピードアップしていき、最初から最後まで白熱した戦いとなり非常に盛り上がりました。

中学部の百人一首かるたの会場では、対戦者数は少ないものの、ルールなど難易度の高い大会のため、静かながらも白熱した戦いが繰り広げられました。



表彰式では、各学年の優勝者が発表され、生徒たちと保護者から温かい拍手が送られました。
終始笑顔が耐えない和やかな雰囲気の大会となりました。
(かるた大会担当保護者寄稿)

2019年1月18日金曜日

明日をつくるわたしたち・小5(2019.01.04)

小学五年生の9月に『明日をつくるわたしたち』という単元があります。
この単元の学習目標の一つが「自分たちの身の回りにある問題について調べ、解決のための提案書を書くことができる」です。
目標達成のための活動として、児童は「身の回りにある問題」について考えなければなりません。
日本の小学生の場合、公立学校であれば、学区が定められていますから、児童は同地域に住み、保護者等を通じて地域との関りもあります。しかし、補習校の児童の場合、平日に通う学校も異なりますし、住んでいる町もそれぞれに異なり、児童間で共通の「地域」及び「地域との関り」がありません。このような条件下でこの単元の学習目標をどのように達成するか、担任には頭の痛い二学期の始まりでした。

現五年生は男子四名、女子三名で構成されており、どの児童も明朗闊達です。
担任としては彼らがどのようにして共通の問題を探り出すか、彼らの知恵と行動に任せてみようと考え、922日の授業でこの単元を取り上げました。
最初の授業では想像した通り、共通の生活基盤がありませんから、個人的な生活の問題は出ても、共通する「身の回りの問題」は出て来ませんでした。長休みを挟み、教科書にある「中川さん達の提案書」から問題点と解決方法を読み取りました。
そして、四時間目に「私たちの『共通の身の回り』と言えば、この学校だね」と投げかけたところ、いくつかの問題点が出て、その中から五年生として一つの問題点に絞ることにしました。それが「最初の五分休みを十分にして欲しい」でした。

この統一提案にたどり着くまでにもクラス内では
①提案内容とその理由
②現状と問題点
③解決方法
を考え、色々な意見交換がありました。

929日の授業では「提案書」が完成しました。
これで「この単元の勉強は終わり!」にしてしまっては、何のための話し合いだったのか分かりません。また、児童の中から「どうせ子どもの意見なんて大人が真剣に聞いてはくれない」との声も聞こえました。
そこで、たとえ子どもであっても、より良い学校生活を思い、説得力があり、理路整然としている提案なのだから、出来るところまでやってみようと勇気づけ、五年の「提案書」を補習校運営委員会に送りました。同時に講師会でもこの「提案書」について取り上げて頂けました。
その時から五年生は大人の組織の動きを注視する一か月を過ごしました。

提案書作成から約一か月、1027日の長休みに小学三年から中三までの児童生徒が五年の教室に集まって話し合うことになりました。
各学年でもそれまでに時間のやり繰りをして討議してもらえ、五年生は初めて大きい話し合いを司会することになり、話し合いに参加する姿勢、議事進行のあり方、記録の取り方も勉強するいい機会となりました。

その話し合いから更に一か月経った128日、遂に五年生の提案が実行に移され、最初の五分休みが十分休みとなりました。
補習校全体のスケジュール上ではたった五分の変更でしかありませんが、五年生にとっては色々なことを学んだ三カ月になりました。

五年次の一単元の学習項目が補習校に関わる全ての人を巻き込んだ活動に発展してしまいましたが、皆さんに取り組んでいただけたことを、補習校の児童生徒の皆さん、運営委員会の皆さん、保護者の方々、講師の先生方にもこの場を借りて深く感謝申し上げます。
(小5学年担任講師寄稿)

2018年12月11日火曜日

バザーのご報告(2018.11.18)

本年度も補習校恒例のバザーを無事終了しました。

今回は校舎移転後初めて、初の日曜日開催、など初めてのことが重なりましたが、例年と変わらずたくさんの方にご来場いただいて、398,885フォリントの収益となりました。
収益金は補習校の子どもたちのために使わせていただきます。

バザーのために協力してくださった皆様、ご来場いただいた皆様に感謝申し上げます。

今回は従来の衣類・雑貨・手作りクラフト・書籍・食品の販売に加え、ヨーヨーすくい・輪投げ・お菓子釣りといった日本の縁日を模したフェスタブース、書道体験、抹茶カフェ、といった新しいブースを設けました。

日本文化紹介も兼ねたこれらの新しい試みは好評をいただきました。また、今年も子どもブース(家にある不用品を持ち寄って販売)や各種ブースのお手伝いで在校生と卒業生が積極的に参加する姿を見て嬉しく思いました。来年も盛況となるよう、今回の改善点を踏まえて、今後もさらに検討を重ねていきたいと思います。(保護者寄稿)



2018年10月8日月曜日

2017年所得税1%寄付のお礼 / 1%-os felajánlás

2017年個人所得税納付額の1%の寄付先に補習校をご選定頂きました皆さまへご報告致します。
総額499,310フォリントの寄付となりました。
ご協力ありがとうございました。
補習校児童生徒のために大切に使わせて頂きます。

Tisztelt Támogatóink, Barátaink!

A Zölddomb Alapítvány köszöni mindenkinek a 2017. évi adóbevalláshoz kapcsolódó 1 %-os adófelajánlásait. Alapítványunk szép eredményt elérve, 499,310 forint összeget kapott.

Köszönettel és remélve, hogy a jövőben is megtisztelnek bizalmukkal.

Zölddomb Alapítvány

講師研修会のご報告(2018.09.29)

9月29日土曜日に日本人学校の教諭の皆さんをお迎えしての研究授業が行われました。

3、4時間目を授業見学していただき、お昼を挟んだ後、各学年に分かれて意見交換・授業に関するアドバイスなどをいただきました。

「全日制の日本人学校」と「週に一度の補習校」という制度の違いや普段日本語で学習していない子どもたちという違いはあるものの、日本人学校の教諭には親身に考えていただき、補習校講師はすぐに授業に生かせるたくさんの貴重な助言やヒントを得ることができました。





また、今年度は
 ①国語学習に関するモチベーションの持続向上への指導案の工夫
 ②系統立てた指導計画を考える
を主な研究の柱にしていますが、それらを見据えた補習校の学習のあり方などに関する話し合いにも話題が及びました。

今回の研究会を基に、よりよい補習校の今後の授業を展開していきたいと考えています。
(勉強会担当講師寄稿)