2022年5月30日月曜日

全校遠足(2022.05.14)

 コロナ禍の影響で実施できなかった小学1年生から中学3年生まで揃っての遠足が、約2年ぶりに行われました。
久しぶりの全校遠足ということで、児童生徒だけでなく教員も多少緊張気味でありながらも、Batthyány térからHÉV に乗ってHajógyári Szigetへ 元気に出発しました。

HÉVは乗車口の段が高くなっていて、大人でも乗り降りに気を付ける必要があり、小さな子どもたちが乗り降りする際には非常に神経を使いますが、高学年、中学生たちが実によく小さい子どもたちを気遣ってくれていました。

Hajógyári Szigetの公園は、とても広く、のびのびと遊ぶことができ、晴天に恵まれたこともあり、ゲーム大会では子どもたちの元気な笑顔や楽しそうな様子が見られました。

グループ活動では、中学3年生を中心としたリーダーが、小さい子どもたちの面倒をとても良く見てくれている様子に感心しきりでした。小さい子どもたちの目には、きっとリーダーの彼女、彼らたちが、とても頼りになる親切なお姉さん、お兄さんと映っていたことと思います。

保護者の皆様の持ち物の準備からお子様への家庭内での働きかけ等、多大なるご協力により、本遠足も無事に終了することができました。心より御礼申し上げます。
(補習校教員寄稿)

2022年4月9日土曜日

令和4年度入学式・始業式(2022.04.09)

令和4年度の新入生は小学部1年生7名、中学部1年生2名です。
在校生や教員、保護者が列席する華やかな式となりました。新入生の皆さんは緊張した面持ちで入場しました。
お祝いの言葉では、新中学3年生と新小学6年生が国語を勉強することの意味、楽しいイベントが沢山あること、お友達と遊ぶ楽しさなど、沢山のアドバイスをくれました。
運営委員長の「みどりの丘補習校の仲間で助け合って行きましょう!」という言葉がとても印象的でした。

続けて挙行された始業式では担任の先生の発表があり、みんなでドキドキしながらその発表を待っていました。思わず「やった!」と声を上げた子もいて、みどりの丘補習校らしい楽しい式典となりました。

改めまして、新入生の皆さま、保護者の皆さま、ご入学おめでとうございます。
(在校生保護者寄稿)

2022年3月19日土曜日

令和3年度卒業式・修了式(2022.03.19)

春を感じる暖かい日に、今年度の補習校卒業式が行われました。
修了証授与では、学年の代表者が一人づつ修了証を受け取り、しっかりみんなが声を出して、お返事していました。
その後、卒業生5名(小学部3名内1名欠席、中学部2名)が入場しました。
在校生代表が送辞を行い、補習校に通い続けた努力をたたえました。一年生代表が花束の贈呈を行い、とても微笑ましい光景でした。

小学部卒業生は、入学式の思い出、カルタ大会、3年生のバザーでスライムを売ったこと、休み時間に外でみんなで遊んだり、遠足に行ったことを語り、感謝の気持ちを伝えてくれました。
中学部卒業生は、親友との思い出、バザーを楽しみにしていたこと、補習校を続けてきた気持ちや苦労、在校生に補習校へ通う意義、クラスメイトへの感謝の気持ちなどをとても綺麗な言葉で伝えてくれました。私も皆さんのスピーチにとても感動いたしました。

卒業生の皆様、保護者の皆様、卒業おめでとうございます。今後のご活躍をお祈りいたします。
(在校生保護者寄稿)

2022年3月12日土曜日

補習校評価(2022.03.12)

 教員、保護者、運営委員会の三者が常に協力し合いながらより良い補習校を造っていくため
に、毎年『補習校評価』を実施しています。
保護者側は、子どもの変化や家庭での様子、学級や運営に対し感じていることや意見を上げ、
教員側は、学級経営についての自己評価を行います。
設問は10に及び、双方照らし合わせることで、各項目において、補習校として三者が同方向に進んでいるか、取り組みの成果確認とその見直しを図る一つの資料となります。
今年度最後の保護者会では、そのまとめの報告を行いました。(運営委員寄稿)

2022年3月7日月曜日

小5「隣国ウクライナ情勢について」(2022.03.05)

終業式も近づく5年生の授業を参観しました。
当日は先生の考案で、「今のウクライナ情勢について」を教科書の授業単元『アンパンマンの勇気』や『想像力のスイッチを入れよう』に紐づけての4時間の特別な授業が行われました。この学年は二学期末の学習発表会でデジタル紙芝居『アンパンマンの勇気』を発表し、その単元に「正義の戦争なんか無い」という一節があります。
授業はプロジェクターを介し、発信元がはっきりしているニュース動画を利用して進められました。
まずはNATOの歴史をわかりやすく説明したものをみんなで閲覧しました。
専門的な言葉が多く日本語音声の聞き取りが難しいような印象を受けましたが、ビデオを止めて先生の補足や、噛み砕いた説明が加わり、児童たちは始終集中して聞き入っている姿が印象的でした。

また、児童が積極的に、質問や個人の見解を投げかけるなど活発な授業展開にとても驚かされたと同時に、児童たちのウクライナ情勢に対する知りたい姿勢がとても強いことに感心しました。ニュースを耳にし、漠然と不安な気持ちを抱いている児童たちが理解を深め、またそこから考え、意見を持ち、先生、友だちの意見にも耳を傾けるとても意味のあるものでした。
特に、ウクライナとロシアの両親を持つ日本在住の女性の動画では、児童自身も日本とハンガリー、または他国のダブルである、という似たような境遇が生み出すリアリティを感じました。

ただこの状況を悲しむ、同情するだけでなく、そこからどう考え、何を学び、自分たちに何ができるのかを考える児童たちは、国語学習に加え、その人間性も成長できる頼もしい存在であると思いました。
(運営委・教員庶務寄稿)

2022年3月3日木曜日

小1・2音読発表会(2022.02.19)

 小学部一年生と二年生で音読発表会を行いました。
一年生は『たぬきの糸車』、二年生は『お手紙』を音読し、互いに感想を伝え合いました。

その後、『はい、いいえクイズ』という連想ゲームを行い、真剣に考えていた姿も微笑ましいものでした。
お題を考えた子どもは、他者からの質問に対し「はい」「いいえ」しか言えないため、質問する子どもたちは質問を工夫しないといけません。質問を繰り返して、お題を当てるクイズです。物の名前を言い当てるには、たくさんの単語と表現力が必要なんですね。

なかなか思うように集まることが出来ないこのコロナ禍、このように異年齢交流を持つことができ、配慮くださった先生がたに感謝です。
(運営委員寄稿)

2021年12月25日土曜日

ハイブリット型学習発表会(2021.12.04)

 2021年12月4日に学習発表会が行なわれました。
対面授業をしている5クラスと、オンライン授業をしている3クラスによるハイブリット発表会となりました。

小学部1年 「くじらぐも」
『くじらぐも』を役割分担して音読しました。先生役、くじらぐも役はそれぞれの役に合った声音で読み、子供役は皆で声を揃えてセリフの部分を読みました。最初はなかなか声が揃わずバラバラになりましたが、本番ではうまく息が合って読めてとても良かったと思います。また、音読の後で一人一人が「くじらぐもになったら」または「くじらぐもに乗ったら」やりたいことを発表しました。本番では何も見ないで前を見て堂々と発表できました。

小学部2年 「あったらいいな、こんなもの」
実際にはないけれどあったらいいなと子どもたちが考えたものを絵と文で表現しました。「すきな動物になれる薬」「宿題を手伝ってくれるロボット」等いろいろな便利で楽しいものを発表しました。どんな風に発表したら、見ている人に伝わりやすいかみんなで考えました。

小学部4年 「季節の楽しみ」
それぞれの季節の楽しみについて、グループごとに調べて文章をつくり発表しました。実際に日本での行事を経験した児童は少ない中、慣れないことばも理解しながら、日本の文化に少し触れるような機会になりました。全員が各自の文章をしっかり練習し、堂々と発表することができました。

小学部5年 デジタル紙芝居「やなせたかしアンパンマンの勇気」
小5教科書にある『アンパンマンの勇気』というアンパンマンの作者であるやなせたかし氏の伝記をデジタル紙芝居形式にして発表しました。紙芝居には子どもたち自作の絵もところどころに挿入しました。
発表会の本番では、子どもたちは各自、物語の自分の担当の箇所を暗誦して聞かせるというタスクを立派にやり遂げました。

小学部6年 「日本文化を発信しよう」
それぞれ興味のあるトピックを選び、一ページずつ紹介するパンフレットを作成しました。見出しやリード文に悩み、写真や画像を含めたレイアウトに悩み…と試行錯誤して完成したパンフレットです。Zoomの録画という形ではありましたが、熱意は伝わったのではないかと思います。

中学部1年 「古典の味わい〜竹取物語〜」
本学年はリモート授業であるため、あらかじめZoomで録画した動画での発表となりました。生徒たちは中学1年生で初めて触れる古文教材『竹取物語』原文を暗唱したのち、同箇所の解説や自分たちが感じた古典の面白さ・難しさについてプレゼンテーションしました。聞き手に伝わりやすいよう、それぞれ表現や言葉の選び方を考えながら取り組みました。

中学部2年 「枕草子」
四季折々の自然の美しさや味わいについて綴られた清少納言の『枕草子』冒頭部分をまねて、それぞれが自分なりに捉えた風情ある季節感を詩に表し、原文と共に暗唱をしました。原文からイメージした色を水彩絵の具を使った滲み絵で、自作の詩の世界は色鉛筆画で表現し、プロジェクターを使って自身に投影する演出も、生徒がお互いに意見を出し合って決めました。当日は朝から緊張している様子でしたが、本番では落ち着いて堂々と発表できました。

中学部3年 スピーチ
「原爆について」、「日本とハンガリーの文化の違い」という題名でスピーチを発表しました。原稿の準備は夏休みから始め、聞き手を意識して何度も推敲し原稿を仕上げました。より伝わるよう、スピーチの際の表現方法、イントネーション、スピード、強弱など何度も練習してイメージをかためていきました。本番では練習の成果を120%発揮することができました。
(各学年担任寄稿)